ステレオタイプの協働構築と参与者のアイデンティティ | |
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學年 | 113 |
學期 | 1 |
出版(發表)日期 | 2024-09-30 |
作品名稱 | ステレオタイプの協働構築と参与者のアイデンティティ |
作品名稱(其他語言) | Collaborative Construction of Stereotypes and Participant Identity: From Interview Conversations with Japanese-Taiwanese Youths |
著者 | 中村香苗 |
單位 | |
出版者 | |
著錄名稱、卷期、頁數 | The Japanese Journal of Language in Society 27(1), p.143-154 |
摘要 | 世の中はステレオタイプ的言説に溢れており私たちの思考や行動も往々にしてそれに影響されてい るが,日常の相互行為の中である属性の人の共通イメージはいかに形成,共有されるのだろうか.そこ で本研究では,インタビュー中に日台国際児の青年(以下,「日台青年」)が語る台湾人母に関する描写 が,調査者と日台青年により台湾人に対する「ステレオタイプ」として協働構築される過程を,会話分 析を用いて記述した.語りの中で参与者間の共通認識が達成される事例と達成されない事例を比較した 結果,1)「日本人」と「台湾人」が対になる成員カテゴリーの使用により,日台青年が母親の「台湾人 らしさ」を語ることが自ずと方向づけられる調査者の語りの引き出し,2)カテゴリーに結びつけられ た述部として母親の特徴を提示する日台青年の「やっぱり台湾(人)は~じゃないですか」という発話, 3)語りの早いタイミングで起こる調査者主導の笑い,という相互行為的実践が見出された.これらの 実践を通して,言及された台湾人の言動やイメージに馴染みが深く,ネガティブに捉えられがちな台湾 人の言動も「面白いこと」と受け止める「台湾人をよく知る日本人」としての調査者のアイデンティティ が表出されていた.さらに,日台青年も笑いで同調することで,「台湾人をよく知る日本人/日本出身 者」である2人により,台湾人のステレオタイプの協働構築が達成されていることが明らかになった. |
關鍵字 | ステレオタイプ;アイデンティティ;日台青年;インタビュー;成員カテゴリー化装置 |
語言 | jp |
ISSN | 2189-7239 |
期刊性質 | 國外 |
收錄於 | EconLit ABS* |
產學合作 | |
通訊作者 | 中村香苗 |
審稿制度 | 是 |
國別 | JPN |
公開徵稿 | |
出版型式 | ,電子版 |
相關連結 |
機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/126462 ) |
SDGS | 減少不平等 |