村上春樹『東京奇譚集』における世界と環境 ―各短編の繋がりを中心に― | |
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學年 | 111 |
學期 | 2 |
出版(發表)日期 | 2023-06-30 |
作品名稱 | 村上春樹『東京奇譚集』における世界と環境 ―各短編の繋がりを中心に― |
作品名稱(其他語言) | 村上春樹《東京奇譚集》的世界與環境:探討各短篇之間的關聯 |
著者 | 葉夌 |
單位 | |
出版者 | |
著錄名稱、卷期、頁數 | 台灣日語教育學報 40, p.188-214 |
摘要 | 『東京奇譚集』に収録された五つの短編おいて、語り手の人称、主人公の設定には多様性が示されている。多くの先行研究が指摘したように、「奇譚」は心の内面の諸問題に関わるものである。一方、個人の内面に影響する外的要因は、題名の「東京」に帰結していると考えられる。「偶然の旅人」では、「東京」を超えた普遍的な社会環境が描かれている。「ハナレイ.ベイ」における「自然の摂理」は、主人公が生活する「東京」で現れている。「どこであれそれが見つかりそうな場所で」では、「東京」が代表する高度的な資本主義社会が見られる。「日々移動する腎臓のかたちをした石」に日常生活を凌駕した家庭環境は窺える。「品川猿」における「東京」は地下が心の深層の象徴だと看做される。各短編が示した外的環境はいずれも異なっている。しかし、三人称という遠い視点を通して、主人公の内面と外的環境との相互作用が現前している。 《東京奇譚集》收錄的五個短篇中,敘述者的人稱、主人公的設定充滿了多樣性。作品中的“奇譚”與人心中的各種問題息息相關。而影響個人內心的外部因素可以歸結於標題的“東京”。“偶然的旅人”描繪了超越“東京”的普遍社會環境。“哈納雷灣”中的“自然原理”出現在主人公生活的“東京”。“不管是哪裡,只要能找到那個的地方”中“東京”代表高度資本主義社會。“日日移動的腎形石”中可以看出超越日常生活的家庭環境。“品川猴”的“東京”地底象徵了心靈深層。每個短篇顯示出不同的外部環境。但是透過第三人稱的遙遠視角,可以明顯看出主人公的內在和外在環境的相互作用。 |
關鍵字 | 環境;社会;自然;東京;語り;環境;社會;自然;東京;敘述者 |
語言 | jp |
ISSN | 1993-7423 |
期刊性質 | 國內 |
收錄於 | THCI Core |
產學合作 | |
通訊作者 | |
審稿制度 | 否 |
國別 | TWN |
公開徵稿 | |
出版型式 | ,電子版 |
相關連結 |
機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/124226 ) |
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