村上春樹文学における地震 ――『神の子どもたちはみな踊る』から『騎士団長殺し』へ――
學年 107
學期 1
出版(發表)日期 2018-12-01
作品名稱 村上春樹文学における地震 ――『神の子どもたちはみな踊る』から『騎士団長殺し』へ――
作品名稱(其他語言) 村上春樹文學中的地震-從《神的孩子都在跳舞》到《刺殺騎士團長》
著者 葉夌
單位
出版者
著錄名稱、卷期、頁數 台灣日語教育學報 31,頁195-224
摘要 1995年に起きた阪神淡路大震災は村上春樹の故郷である神戸に大きな被害を与えている。家族、故郷への思い出を含みながら、村上春樹はそれをモチーフにして2000年に『神の子どもたちはみな踊る』を上梓している。人間は如何にして地震がもたらす暴力に対処するかという問題が、『神の子どもたちはみな踊る』に隠れている。一方、2011年に東日本大震災が起きた後、村上春樹は原発について否定的にコメントし続けている。そして、東日本大震災はようやく2017年に出版された『騎士団長殺し』に取り入れられている。村上春樹は、日本に大きな震撼を与えた二つの地震を日本が洗練された国家となるための試練と見ている。しかし、日本という国家のシステムはまだ上手く対応しきれていないと村上春樹は考えている。こうして、地震の後、人間は自立するしかない。また、家族への責任を背負わなければならない。さらに、血縁を超えて次世代への責任を果たせる存在として成長する必要があると両作品に繰り返し語られている。
關鍵字 地震;暴力;原発;家族;次世代;地震;暴力;核能發電 ;家族;次世代|Earthquake;Violence;Nuclear;Family;The next generation
語言 jp
ISSN 1993-7423
期刊性質 國內
收錄於 THCI Core
產學合作
通訊作者
審稿制度
國別 TWN
公開徵稿
出版型式 ,電子版
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機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/118199 )