『道草』における島田の位置 | |
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學年 | 91 |
學期 | 2 |
出版(發表)日期 | 2003-05-01 |
作品名稱 | 『道草』における島田の位置 |
作品名稱(其他語言) | 漱石小說作品《道草》中島田所扮演的角色 |
著者 | 曾秋桂 |
單位 | 淡江大學日本語文學系 |
出版者 | 台北縣:淡江大學日本語文學系 |
著錄名稱、卷期、頁數 | 淡江日本論叢=Tamkang Japanese Journal 12,頁1-25 |
摘要 | 周知の如く、『道草』は、軟石の唯一の自伝的作品である。そうした中で、三好行雄は、「『道草』は島田の出現とともにはじまり、島田とともに幕を閉じる」と述べ、島田が出現する意味を重視している。その他、先行研究の中での諸論者は、いずれも島田の存在の大きさに着目している。しかし、島田がどのように健三に接近したか、また健三がどのようにそれに対応しているかについて、今まで詳しく触れられていないのが、事実である。それは、正しく桶谷秀昭が「『道草』はよみかたによってはかなり難解な小説だが、難解の一つは健三のところ-昔の関係をむし返し無心に人をよこす島田に、彼が対処するときの行為の「根拠」にある」と述べた通りである。その難解さを解くために、島田がどのように健三に接近したか、また健三がそれにどのように対応しているかの実態を作品に即して探ることは『道草』を読むために、必要かつ有効な方法だと思われる。そこで、本論文は、まず『道草』における島田の足跡をたどり、整理することにした。島田の健三への交渉の経過をたどった結果、島田が計画的に健三に接近し、最終的にかなりまとまった金額を得るために漸進的に金銭的援助を要求していった経緯がはっきり浮かんできた。島田は、その点で、目的を達するために計画的合理的に行動している近代的人間であり、健三にとっては、そうした近代的世界を表徴する人物とも見られる。 |
關鍵字 | 『道草』;島田健三;交渉;近代的人間 |
語言 | jp |
ISSN | 2705-356X |
期刊性質 | 國內 |
收錄於 | |
產學合作 | |
通訊作者 | |
審稿制度 | 否 |
國別 | TWN |
公開徵稿 | |
出版型式 | ,電子版,紙本 |
相關連結 |
機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/29286 ) |