期刊論文

學年 101
學期 1
出版(發表)日期 2012-12-31
作品名稱 3・11以後日本文学の表象―『それでも三月は、また』における「根源的な喪」の課題
作品名稱(其他語言) Some Representations of Japanese Literature after 3.11: About the Subject of "Origin Mourning" in the Collection of Works "Soredemo Sangatsuwa Mada"
著者 曾秋桂
單位 日本語文學系暨研究所
出版者
著錄名稱、卷期、頁數 淡江日本論叢 26,頁97-122
摘要 本論文は、「第二の戦後」と言われるほどのショッキング的な3・11による日本文学に生じた振幅を見極める方針のもと、複数の作家による創作を収録し、3・11の一周年を迎える前に出版した『それでも三月は、また』(2012.2)をテキストにし、3・11を体験し、「根源的な喪」の課題に直面し、立ち直る道を模索する、同時代作家が持つ共時的ビジョンを最大公約数的に把握し、試みたものである。とりわけ、『それでも三月は、また』に収録された17本の作品の中では、「根源的な喪」から回復する具体的な手段とされた「自己確認」をテーマとした重松清の「おまじない」(2011)、池澤夏樹の「美しい祖母の聖書」(2012)、角田光代の「ピース」(2012)の3作品を取り上げて具体的に論述した。結果としては、3作品とも、現日本社会では深刻になった「原発」の問題に向けて厳しく行った外的批判や激励ではなく、心中に深く長く眠っていて、忘れそうな暖かい思い出、あるいは日々の小さな出来事が「根源的な喪」の深淵から着実に生きていく力となるというメッセージを伝えている。ポスト3・11から何が生まれるのか、日本ではその動きが始まったばかりとも言えよう。 This paper is planned to discern the amplitude which arose in the Japanese literature by 3.11 which are called ”second postwar period”, and began research. Therefore, this paper used the collection of anthology ”Soredemo Sangatsuwa mada” (2012.2) as the text.17 works are recorded on this collection of works. In it, this paper has taken up three works; Shigematsu Kiyoshi ”Omajinai”(2011)、Ikezawa Natsuki”Utsukushii Sobono Seisyo”(2012)、Sumida Mitsuyo”Piisu”(2012) on the theme of ”a self-check” which is a concrete means to recover ”origin mourning”, and stated story structure concretely.As a result, all three works have told the message of becoming the power which recognition of not the external criticism to a serious ”nuclear power plant” problem but the warm recollections in the heart or a daily small occurrence reproduces from ”origin mourning” in the present Japanese society. It can also be said that the motion started in Japan what is produced from post 3.11.
關鍵字 3・11;『それでも三月は、また』;「根源的な喪」;自己確認;3.11;"Soredemo Sangatsuwa mada";"origin mourning";"a self-check"
語言 jp
ISSN 2075-356X
期刊性質 國內
收錄於
產學合作
通訊作者
審稿制度
國別 TWN
公開徵稿
出版型式 ,電子版,紙本
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