村上春樹文學中日本古典文學的吸收:短編小說《獨立器官》試論
學年 108
學期 1
出版(發表)日期 2019-12-01
作品名稱 村上春樹文學中日本古典文學的吸收:短編小說《獨立器官》試論
作品名稱(其他語言) 村上春樹文学における古典摂取の方法 -短編小説『独立器官』試論-
著者 蔡佩青
單位
出版者
著錄名稱、卷期、頁數 台灣日語教育學報 33, 頁215 - 240
摘要 日本文学には興味がないと主張してきた村上春樹は、『海辺のカフカ』において初めて日本古典文学の最高峰と称される『源氏物語』を登場させ、そして『1Q84』では長々と『平家物語』の一節を引用している。このような「日本的なるもの」に対する意識の現れは、彼が長年の海外生活を切り上げ帰国した90年代後半から顕著となる。2014年に発表した短編小説『独立器官』に至って、村上春樹は平安歌人藤原敦忠の歌を引用し、主人公渡会医師の心境表現として用いることとなった。「逢ひ見てののちの心」に深い喪失感を覚え、終いに恋煩い故に自ら命を絶った渡会医師の悲恋物語には、引歌をはじめとする日本古典文学の手法が取り入れられている。また、物語の構成として中世説話文学の話型が巧みに取り入れられ、敦忠やその周辺人物に纏わる説話が渡会医師の人物造形に摂取されている。そのため、一篇は現代小説でありながらも随所に古典的な雰囲気が醸し出されている。村上春樹は『女のいない男たち』の「まえがき」に、短編小説を書く時にいろいろな手法、文体、シチュエーションを試していると述べている。『独立器官』はまさに彼の言う実験の場であり、春樹小説の新しい境地である。 村上春樹曾多次宣稱自己對日本文學沒興趣,原因在於擔任國文老師的雙親從小逼他念日本古典文學。他在前期作品中頻頻引用世界文學名著,卻不正面提及有關日本的文學或傳統文化,似乎是一種少年反抗期的延續。但自90年代後半起,村上春樹的作品中陸續可見日本古典文學之名。如《海邊的卡夫卡》中提到了《源氏物語》與《雨月物語》;《1Q84》中引用了《平家物語》的橋段。而至短篇小説《獨立器官》,村上春樹首次引用和歌來代言故事主角的心情。本論文以收錄於《沒有女人的男人們》中之短編小說《獨立器官》為主要研究對象,探究其中所援用之日本古典文學的故事典例,分析村上春樹在本短編小說中如何吸收日本古典文學的精粹。筆者認為村上春樹在《獨立器官》中使用了流行於日本中世時期的説話文學手法來架構故事,並將平安貴族藤原敦忠及其周邊相關野史軼聞巧妙地融入小說男主角渡會醫師的愛情故事中,使得本篇作品雖為現代社會之男女愛情故事,卻處處感受到日本古典文學的氛圍。正如村上春樹本人於《沒有女人的男人們》的前言中所言,他樂於在短編小說中試用各種手法與筆調來創作。而《獨立器官》中的日本古典文學敘事手法,可謂是村上春樹在短編小説書寫的一個新境界。
關鍵字 女のいない男たち;藤原敦忠;引歌;説話文学;沒有女人的男人們;藤原敦忠;和歌引用;説話文學|Men Without Women;Fujiwara no Atsutada;Waka;Setsuwa
語言 jp
ISSN 1993-7423
期刊性質 國內
收錄於
產學合作
通訊作者 蔡佩青
審稿制度
國別 TWN
公開徵稿
出版型式 ,電子版
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機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/118092 )

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