期刊論文
學年 | 113 |
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學期 | 2 |
出版(發表)日期 | 2025-07-06 |
作品名稱 | 1960年代初頭の日本での「台湾論」:吉村暁、加藤芳男『自由中国の表情』を例として |
作品名稱(其他語言) | |
著者 | 富田哲 |
單位 | |
出版者 | |
著錄名稱、卷期、頁數 | 《天理臺灣學報》34: 55-73 |
摘要 | 本稿では吉村暁・加藤芳男『自由中国の表情』(以下『表情』)という1961年刊の書籍をとりあげる。『表情』は戦前に中国に居住、従軍した経験を持つ二人の著者が、1週間あまりの台湾での取材をもとに執筆したものである。 分析にあたって、本稿では戴国煇の1969年の論文を参照する。戴は同時代の日本の中国研究者が台湾社会の現状を直視せずに無責任に台湾を論じていると考え、それを批判するなかで『表情』を引き合いに出している。戴は『表情』を評価に値する書籍だとは考えていなかったが、そこから中国研究者が台湾社会と真摯に向き合うための糸口が見いだせるとみていた。 『表情』の基調は、蒋介石政権による台湾統治の「成果」の称揚だが、一方で、ある官僚から聞いたとされる政権批判や日本統治期の民族運動の中心人物の一人だった蔡培火へのインタビューにも章がさかれている。また吉村と加藤はとくに台湾の省籍問題にも強い関心を向けていた。 |
關鍵字 | 戴国煇、中国研究者、蒋介石政権、蔡培火、省籍問題 |
語言 | jp |
ISSN | |
期刊性質 | 國外 |
收錄於 | |
產學合作 | |
通訊作者 | |
審稿制度 | 1 |
國別 | JPN |
公開徵稿 | |
出版型式 | ,紙本 |