期刊論文
學年 | 101 |
---|---|
學期 | 1 |
出版(發表)日期 | 2012-12-01 |
作品名稱 | 村上春樹・短編作品の文章構成─小説と隨筆のマルチジャンル性の視点から─ |
作品名稱(其他語言) | 由小說與隨筆合成性的觀點,來釐清村上春樹短編作品之文章結構 |
著者 | 落合由治 |
單位 | 淡江大學日本語文學系 |
出版者 | 新北市:台灣日本語文學會 |
著錄名稱、卷期、頁數 | 台灣日本語文學報 32,頁209-234 |
摘要 | 本論文では、今まで取り上げられることの少なかった文字テクスト中でのマルチジャンル的課題を考察する意味で、ジャンルに対して意識的な模索を続ける作家‧村上春樹の『短編集』Ⅰの作品を取り上げ、文章構成の特性を捉えた。その結果、村上春樹の初期短編作品を集めた『短編集』Ⅰ所収作品の文章構成は、典型的な小説の構成ではなく、いずれも相互に直接話題の関連のない小節を作品中で並列させて、そこから各小節に潜在的な共通性を浮かび上がらせるという文章構成を用いていることがわかった。こうした構成は近代作家の志賀直哉や現代作家の向田邦子も意識的に随筆で用いた文章構成である。村上春樹は、『短編集』Ⅰの作品を書いていた頃、短編小説から中編小説さらに長篇小説へという準備サイクルがあったと述べ、時の経過に従って一人称の視点で描かれる作品を「視線同化」型のリアリズム小説と呼び、そうしたタイプの作品と異なる形式を模索していたことを最近のインタビューで述べている。今回の考察から、『短編集』Ⅰの文章構成は、村上春樹が後期の作品群で描こうとした「歴史」との関係で模索された、マルチジャンル的な文章構成であることが推測できた。 |
關鍵字 | 村上春樹;短編作品;文章構成;マルチジャンル;随筆;Haruki Murakami;short stories;text structure;multi-genre;essay |
語言 | jp |
ISSN | 1727-2262 |
期刊性質 | 國內 |
收錄於 | |
產學合作 | |
通訊作者 | |
審稿制度 | 否 |
國別 | TWN |
公開徵稿 | |
出版型式 | ,紙本 |
相關連結 |
機構典藏連結 ( http://tkuir.lib.tku.edu.tw:8080/dspace/handle/987654321/70196 ) |